「ドキッ!静香の初体験☆〜本田先生のはちみつ♥授業〜」



本田は緊張していた。
まさか静香が応じるとは思わなかったからだ。
まだ、信じられない。
冗談交じりに自分の気持ちを話したとき、静香は笑ってこう言ったのだ。
「私も、本田さんのこと好きですよ」
嬉しかった。
しかし、あまりの静香の屈託の無い返事にに拍子抜けをした。
意味を取り違えているのではないか。
本田は少し考え、静香の腰に手をまわし抱き寄せた。
「ほ、本田さん?」
内面の動揺を押し隠しつつ、少々慌てている静香に顔を近づけ本田は低く言った。
「あのさ、静香ちゃん。好きってのは………こういうことだぜ?」
その言葉に一瞬目を見開き、静香は本田の背中に腕をまわし目を閉じたのだった。

キスをしてみるとずいぶんと柔らかい唇だった。
その唇を静香は真一文字に結んでしまっている。
(緊張してんのか………)
そっと頬に触れると熱かった。
頑なな唇を解きたくて、本田は舌でそれを擽った。
「ん………ッ」
静香が少し逡巡したあと唇を薄く開いたので、本田は舌先を潜り込ませた。
口内を探ると、自分より体温が低いのか少し冷たかった。
歯列をなぞり口蓋を擽ってやると静香の眉間に皺が寄る。
背中にまわされた手が本田の服をぎゅっと握る。
唇を離すと、静香が息を大きくついた。
「鼻で息すると、いいよ」
「すみません………」
赤い頬の静香は下を向いてしまった。
何を謝っているんだろう。
(可愛いな………)
本田は静香を強く抱きしめた。

城之内に用があったのに、このようなことになってしまっている。
腕の中の静香を見ると、目を閉じている。
頬が上気しており先ほどのキスのせいか、それとも興奮のせいか息が上がっている。
本田の下半身が疼いた。
このまま押し倒して静香を抱いてしまいたい。
そう思ったら………
(………やべ)
本田は我慢のきかない下半身が直接静香に当たらないように、身体を静香の背後へずらした。
(……………いきなり抱いちまうのは………まずいよなあやっぱり)
静香がこのようなことに慣れていないのは先ほどのキスで分かってしまった。
本田も数多い女性経験、というわけにはいかなかったが
やはり経験の全く無い静香より若干余裕がある。
(焦ってがっつくのは………避けたいよなあ………)
しかも相手は恐らく、初めてだ。
泣かせたくない。
辛い思いをさせたくない。
静香が背後の本田を見上げると、逡巡する本田の気持ちを汲み取ったのか静香は顔を赤らめた。
そして、小さな小さな声で言った。
「………お兄ちゃん、今日は遅いの………………」
…………。
だから何?

だから…………………いいのか?

本田は自分の理性の鎖が切れる音を聞いた。
「静香ちゃん……!」
「あ……!」
後ろから静香を強く抱きしめると、静香は逃げるように前かがみになり座り込んだ。
栗色の髪を掻き分け、滑らかな項に唇を滑らせる。
甘いシャンプーの匂いに胸が締め付けられるような気がする。
セーターの裾から右手を入れ、肌の上を胸のふくらみまで滑らせる。
背中に左手をまわし、ブラジャーのホックに触れ
「これ、外すよ」
本田がそう言うと、静香の身体が少し緊張したように固くなった。
こんなに緊張している女を相手にしたのは初めてではなかろうか。
(あー……すげえ新鮮……)
ホックを外すと、右手に静香の大きくはないが張りのある乳房がふるりとまろび出てきた。
柔らかい感触を楽しみながら、左手で器用にセーターを捲り上げる。
肩越しに前を覗き込むと、首まで捲くれ上がったセーターの下に白い乳房が見えた。
それは早くなった呼吸と一緒に上下している。
「………っほ、本田さ……」
耳元で恥ずかしそうに喘ぐ静香の声。
静香に協力してもらい、下着を残し全てを取り去る。
色白の身体は一層華奢に見えた。

少しだけ本田の方に寄り掛からせると、後ろからゆっくりと乳房の全体を包み込むように触れる。
「ん………」
少しずつゆっくりと、痛みを感じない程度に力を加えつつ揉んでいく。
(うお、ピンクだ………)
その乳首を人差し指と中指の間に挟みこみ乳首も刺激してやる。
ふと静香の表情を窺うと、真っ赤な顔をしており目をきつく瞑っていた。
乳首をきゅっと捻ると脚がぴくりと動く。
しばらく胸だけを弄んでいると、静香はゆっくりと本田に体重を預けてきた。
じっと目を閉じて与えられる快感だけを追っているようだ。
もう一方の手はそのままにゆっくりと手を伸ばし、下着の中に手を入れる。
「や………っ駄目……!」
身体が跳ね、静香は目を見開いた。
下着の中はもう湿っていて、指を滑らせると濡れていた。
「あ、濡れてる………」
そう本田が嬉しそうに呟くと静香は涙目で抗議するように見つめてきたが
いかんせん迫力があるはずもなく、ただ本田を煽る結果になる。
しかし、実際のところ本田は嬉しかったのである。
いくら静香が処女であっても、羞恥と苦痛だけを与えることにはしたくなかった。
静香の泣き顔などもう嫌と言うほど見ている。
辛い思いはさせたくない。
いずれ痛い思いをさせるとはいえ、そこに至る過程だけでも快楽を与えたかった。
そして、静香は確かに快感を得ていたのだ。
本田にはそれがこの上なく嬉しかった。

静香は自分の身体に起こっている快楽の波をなす術なく受け入れるのみだ。
びくびくと仰のいて、自分の乳房を弄んでいる本田の腕に縋る。
「………んッ、あ………ふ………」
本田が秘裂を指でなぞるとぬるぬると滑る。
本田の手の甲に当たる静香の下着はもうぐしゃぐしゃに濡れていた。
敏感な蕾に触れる度に静香の脚が揺れ、膝頭がぶつかる。
「静香ちゃん、ちょっといい?」
「は、………」
静香の協力の下、下着を脱がせた。
そして本田はいきなり静香の膝の間に自分の膝を入れて、その脚を抉じ開ける。
「やぁ………っ!!」
静香の悲鳴が耳元で甘く響く。
「み、見えちゃう……こんなのやだ………」
「大丈夫だって………見えないよ」
大嘘だった。
背の高い大柄な本田が小柄な静香を抱きかかえるようにして愛撫しているのだ。
ちょっと覗き込めば見えてしまう。
恥じらい上気して薄赤い頬をした静香の顔、本田の大きな手で包まれた白い乳房、
指に挟まれて固くなっている桃色の乳首、締まったウエスト、
そして白い肌と対照的に何ともいやらしい色をした性器。
清楚な静香の淫らに濡れているころを指で広げて覗き込むと
てらてらと光る蕾が膨らんでいるのが見える。

本田の下半身は勃起しきっており、静香の背中を先ほどからつついている。
静香は与えられる快楽に夢中にならざるを得ないため
幸か不幸か本田のその苦しみにはいまだに気づいていない。
突き上げるような衝動を必死で押さえ、本田は静香の蕾へと指を滑らせた。
先端を指で挟み、素早く擦ると静香の腰が跳ね上がる。
「ああっあ、あ、いや、や、本田さん!駄目!そんなの……あ!」
静香が目をきつく閉じて髪を振り乱すのを間近で見ながら
親指と人差し指で摘まんだ乳首への刺激を強くし、ゆっくりと揉みしだく。
本田は親指で蕾を擦りつつ、濡れた中指を使い静香の入り口で円を描く。
入り口が欲しがるようにひくりと蠢いた時、指はぬるりと静香の中に入った。
「………あ!」
蕾への刺激で大分軽減されているようだが、違和感は拭えないようだった。
静香は少し苦しそうな顔をしている。
本田の節くれだった指先が意外にも繊細に静香の中で動く。
入口を円を描くように解しながら、内壁を優しく慎重になぞっていく。
指の根元で入り口を掻き回しながら、親指で蕾を押さえ震わせるようにして刺激する。
「ん………ん………!やぁ……っ」
静香はもう声が殺せない。

「ゆっくり入れるから………」
奥まで届いた指先が少しずつ回転を始める。
乳首が固くしこり、内壁が蕾への刺激に蠢き始めた。
したたり落ちそうな程に溢れてくる愛液が指に絡みつき
くちゅくちゅと音をたてる度に静香が感じていることを本田に知らせる。
(あー………舐めてえ……)
目を閉じて薄く唇を開き、浅く呼吸をする静香の表情を見つつ本田は熱いため息を吐く。
しかしいきなりそこを舐めようものなら静香は本気で泣いてしまうだろう。
それが分かるから本田は我慢し、代わりに深くキスをした。
息苦しそうに、それでも静香はそのキスに一生懸命応える。
また親指で弾くように蕾に刺激を与えつつ、2本目の指を挿入すると静香の舌が一瞬硬直した。
窮屈ながらも意外と受け入れてしまう静香に感心しつつ、傷つけないよう中をゆっくりと解す。
名残惜しく乳房から手を離し避妊具の準備をする。
そりゃ生でやれたら一番いいが、静香を思うとそんなことはできない。
それに、………静香を孕ませた日には城之内には殺されるかも知れない。
いや、殺される。
それはちょっと洒落にならない。

静香をゆっくりと仰向けに横たえ、その間に避妊具の準備をし自分のシャツのボタンを外し緩める。
散々我慢したせいか、本田の怒張は腹まで反り返っている。
ちらりと静香をのぞき見ると、目を閉じぐったりした様子で本田はいささか心配になった。
白い肢体は薄桃色に染まり、少し開いた内腿が愛液で光っている。
「静香ちゃん………?」
そう呼びかけると、静香は薄く目を開き微笑した。
「………ん…ださん………」
ゆっくりと静香が腕をあげ、本田は首の後ろにまわされた静香の腕に抱き寄せられるようにキスをした。
身体の下の汗でしっとりと濡れた静香の身体が心地よかった。
膝の裏に手をまわし大きく脚を広げると、静香は恥ずかしそうに目を伏せた。
弄られ続けたそこはもう赤く、自分の執着心を垣間見たようで本田は微かに苦笑した。
「ゆっくり、入れていくから………」
本田が耳元で囁くと、静香は本田の背中に腕をまわした。

「んぅ………っ!」
静香に極力痛みを与えないように奥の方まで少しずつ、ゆっくりと挿入する。
「静香ちゃん、息吐いて………力抜いて………」
本田が優しく言うと静香が震える肩で息を吐く。
力が一瞬抜けたその時を逃さず本田はその怒張を素早く根元まで埋めた。
「大丈夫だ……っ、ちゃんと奥まで入ったよ………」
引き絞るような声を上げた静香に荒い息の下で本田が苦しそうに言った。
このまま動かさずとも達することができそうな程に静香の中はきつかった。
痛みのために硬直してしまった身体を宥めるように抱きしめる。
髪をしばらく撫でてやると少しずつ静香の身体から力が抜けていった。
静香がゆっくりと身体の間に手を伸ばし本田と繋がっているところを触った。
「あ……入ってる………」
静香が荒い息をしながら、下から本田を見つめる。
「本田さ……」
「うん?」
「気持ち、いいですか………?」
本田が肯くと、静香は苦しい息の下で微笑した。
「よ、かった………」
「静香ちゃん」
「私、何もできないから……いつもいつも本田さんに助けてもらってますよね……。
守ってもらってばかりで何もしてあげられなくて………でもすごく嬉しかったんです。
本田さんがいつも側にいてくれて………嬉しかったんです………」
涙目で話す静香がいとおしくなり強く抱きしめた。

最初は城之内の妹だったから親切にしただけのことだ。
それが段々と静香の優しさや脆さ、そしてその強さに触れるうち惹かれていったのだ。
守りたかったわけじゃなく、好きになった女の側にいてやりたかっただけだ。
背中の静香の華奢な腕が強く本田を抱きしめる。
静香に深く深く口づけ、本田は少しずつ動きを再開した。
奥まで入ったそれを掻き回し、またゆっくりと入り口まで引く。
静香の胸を刺激しつつ、そしてまた少し早く奥まで突く。
「あ、あ、ん………ん!」
耳元で静香が切なく喘ぐので本田はめちゃくちゃにしたい衝動を必死で抑えねばならなかった。
静香の中が次第に絡みつくようになり奥へと本田を誘う。
脚を抱え上げ、更に奥を目指した。
動きを大きくしていき、抜き差しを早くしていく。
「………んださん………!本田さん……!」
「………っく……」
自分の顎を伝って落ちた汗が静香の乳房を伝って流れ落ちていく。
接合部からぬちゅぬちゅと響く音が静香の羞恥と本田の興奮を煽った。
静香の中が大きくうねり、抱え上げた足がびくびくと震える。
(あ……やべ……もう駄目だ………)
「あ、ん、ああ……ああ…っ!」
内側が痙攣するように震え、本田が息を詰まらせた瞬間、静香が掠れた声で
「本田さん………すきぃ………っ」
「………くっ…!」
それが決定打になり、本田は熱い迸りをずっと抱えていた恋情と一緒に静香の中にぶちまけた。
弛緩した本田の大きな身体が覆い被さり、静香の耳元で荒い呼吸を繰り返す。
「静香ちゃん、大丈夫?」
静香は荒い息をしながら心配そうに尋ねる本田が少しおかしくて笑ってしまった。
その笑顔に表情を和らげた本田は、静香の鼻先に軽くキスをした。


気がつくともう21時をまわっていた。
「お兄ちゃん、そろそろ帰ってくるかも……!」
名残惜しくお互いの身体を離し、衣服を整えたとき玄関のドアを開ける音が聞こえた。
「おー静香ぁ、ただいま………って何だよ本田来てんのかあ?」
静香が本田の側から離れ、どたどたと廊下を歩く音が近づいたかと思うと城之内の顔が覗いた。
「お、お兄ちゃんお帰りなさい」
「おう。あ、やっぱ本田、来てんじゃねえか。何してんだよ」
「何って静香ちゃんと馬鹿なオニーチャンの話をしてんだよ」
内心焦りつつも本田は平静を保ち、やり返す。
「馬鹿はおめーだ。折角久し振りに兄妹水入らずで過ごそうってのによォ」
「お兄ちゃん、お腹減ったでしょ。今ご飯用意するね」
そそくさと立ち上がり台所へ消えていく静香をちょっと見送り、城之内は本田を振り返った。
「………何か静香のやつ変じゃねえ?」
「いーや、おまえよりはまともだ」
兄の鋭い嗅覚に少々驚いたが、まともに相手していたらボロが出てしまう。
「本田くーん?ちょォっといいですかァ?」
目の据わった城之内から目を逸らし本田は立ち上がった。
「じゃあ、もう遅いしそろそろ帰るわ。『久し振りの兄妹水入らず』に水差しちゃ悪いしな」
「え、おい!用ってのは何なんだよ」
「おまえがあんまり遅いから忘れちまったよ」
「あほか」
靴を履き玄関のドアに手を掛けると静香の声が後ろから追いかけてきた。
「あれ?本田さん帰っちゃうんですか?」
その声に本田は、
「静香ちゃん、またな!」

そう、笑顔で応えたのだった。


<完>

2004年9月13日うp

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